今回はキールとラダーのカーボンFRPの積層作業を紹介します。
FRPの積層作業の準備
積層のプライ数については
余裕をもって作業をするために材料の準備をしっかり行って作業の工程のシュミレーションを行ってからエポキシを混合します。
準備するもの
積層型
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ワックス、離型剤等の下処理を行ったもの。
積層するクロス類
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ロービングなどは積層型に合わせてカットしほつれ防止のマスキングテープなどは剥がしておきます。
マスキングテープを剥がすのはうまく剥がせませんでした( ^ω^)・・・。
ピールプライ
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型に合わせてあらかじめ大き目にカットしておきます。
樹脂吸収用材料
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キッチンペーパーはあらかじめ型に合わせてカットしておきます。
その他
積層時に利用する刷毛、攪拌用の棒、計量カップ、秤、使い捨て手袋、作業机の養生などの準備。
秤は薄いビニール袋等に入れて軽量出来るようにしておくと汚れが付きません。
バギング用バッグの確認
真空ポンプ、真空バギング用バッグ、エア抜き用スパイラルチューブはあらかじめセットしておき積層が終わったらそのまま型をバッグに入れてスイッチが入れられるようにしておきます。
この時どのように型を配置するのか等もシュミレーションしておきます。
エポキシの確認
でその時の気温を確認して作業できる時間をあらかじめ利用するエポキシの取扱説明書などから把握しておきます。
自分が使用したエポキシはスロータイプだったので1時間でした。
利用したエポキシはシルバーチップエポキシです。
重量比で100対43
容積比で2対1で混合です。
で今回は60mlのエポキシを混合。
20mlと40mlで混合しました。
不安だったので重量でも確認してしまいました。
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少し余るぐらいで使い切りました。
あまり余裕が無かったので90mlで作ったほうが良かったかもしれません。
ここは心の余裕分といったイメージです。
エポキシの含侵
まずは型に直接エポキシを塗って1枚目のクロスを型に合わせてそっと置いてクロスに含侵
ロービングを置いてさらに含侵。2枚目のクロスを置いてさらに含侵。
ピールプライ、キッチンペーパーの順に重ねてバギングバッグへ
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作業は使い捨てのゴム手袋を付けて作業しました。
作業中は余裕がなくて写真は取れませんでした( ^ω^)・・・。
エポキシを混ぜてからの作業の時間はちょうど1時間でした。
真空ポンプのスイッチを入れてしばらくたつと余分なエポキシがピールプライを通してキッチンペーパーに浸透していきます。
でバギングバッグが型に密着して型の形にカーボンクロスが密着して固まります。
とりあえずこのまま放置で6時間でタックフリーなんだそうです。
まあ急ぐわけでもないのでとりあえず電気毛布にくるんで1日放置です。
記事
R0.0 新規作成 2023.11.11